SixTONES『僕が僕じゃないみたいだ』と嵐商法

2021年1月29日。
MステでSixTONESの『僕が僕じゃないみたいだ』を観た。

全身真っ白の衣装の彼らの前にはスタンドマイク。
スタンドマイクには各々のメンバーカラーで彩られた花々が装飾されていた。

その場面を観た瞬間、
「嵐の『One Love』みたいだな」と思った。

そう、嵐みたいだな…と思ったのだ。

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《デビュー1周年記念①》SnowMan&SixTONESの弱点

はじめまして、かきあげです。
簡単な自己紹介は↓。特に読まなくて大丈夫です。

・ドルヲタ歴約10年、主にKPOPやハロプロ沼を中心に温い兼ヲタ活動を継続中。
・長年ジャニーズ沼は遠目から見守っていたが、2018年辺りからずるずるとスノストに沼堕ち。現在はスノストJr.のファンクラブに加入。

要は只のDDヲタ以外の何者でもないのですが、頑張って色々書いていこうと思いますのでよろしくお願いします。

さてさて、本日2021年1月22日にSnow ManSixTONESがデビュー1周年を迎えます!!やったね!!
それらを記念してジャニーズ事務所と2組の強み、そして弱点を、誰に頼まれた訳でもなく勝手に語っていきたいと思います。
まず前編では彼らが世界進出する上で弊害となる、所属するジャニーズ事務所の根本的な問題、そして2組それぞれの弱点をお話していきたいと思います。

(何故弱点も?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、何事も一長一短、短所も語ってこそ多面的に物事を捉えることができるものと考えています)
(特定の人物を誹謗中傷する意図はありません)
(後編で2組の強みを沢山語る予定です!)

(1)ジャニーズ事務所の弱点

①Jr.の育成

スノストの2組が約10年在籍していたジャニーズJr.という練習生システム。
Jr.の育成は「圧倒的な現場主義」と「個人による独学」の二本の柱で成り立っています。

オーディションは実際の舞台公演に上がって行われるものも多く、Jr.たちは多くの公演やTV番組(少年倶楽部・Mステなど)に出演することでふるいにかけられ、又パフォーマンスを磨くことになります。
そして、レッスンは基本的にダンスレッスンのみ。その他の歌唱・演技に関しては独学もしくは個人的に別の教室に通ってスキルを身につけます。*1

このことによる問題点は2つ。
1つは「各家庭の資金力でパフォーマンススキルに差が出る」こと。
もう1つは「ダンス以外のスキル(特に歌唱力)の底上げがされない」ことです。

事務所のレッスンとは別に様々な教室に通えるのは、経済的に余裕のあるお家のJr.だけです。経済格差でスキルに差が生まれてしまっては、事務所側がわざわざお金を払って少年たちを集めてレッスンする意義が薄れてしまいます。有名な芸能スクール生をヘッドハンティングした方がよっぽど効率的です。
(2016年当時Jr.歌唱力No.1と呼ばれていた京本大我が新宿のヒトカラで練習しているところをTV番組で拝見して私は衝撃を受けました)*2

そして個人的にジャニーズ事務所の一番のウィークポイントは
「歌唱力の低さ」だと思います。
勿論歌唱力が高いジャニーズアイドルはデビュー組にもJr.にもたくさんいらっしゃいますが、それは個人の自助努力が実を結んだだけの話。
本当に「世界進出」を目標にするのならば、世界のあらゆるジャンルの楽曲を歌いこなせるスキルがないとお話になりません。それは、グループ内で1人2人歌が上手い人がいればいいという問題ではなく、グループ、いやジャニーズアイドル全体の歌唱力が底上げされないとたどり着けない目標です。
2021年時点で世界のトップアイドルと呼ばれるBTSの平均的な歌唱力の高さを見ても、これらは自明のことでしょう。
ジャニーズ事務所は今すぐに事務所としてボイストレーナーを雇うべきです。
(すでに雇用してるかもしれませんが)

②性、ハラスメント教育

皆さん「水着Jr.」という単語をご存知ですか?
Jr.のライブやデビュー組のコンサートのバックで何故か上裸+水着になった未成年の子供たちが、演出による水噴射でずぶ濡れになりながらダンスを踊るジャニーズ伝統行事です。

私はこの映像を初めて見た時絶句しました。
何故誰も未成年の子供たちが商業的な場で公に上半身裸にさせられてることを問題視しないのか、非常に疑問に思いました。
児童ポルノ問題に疎いのはジャニーズに限った話ではありませんが、2020年の紅白歌合戦Snow Manの代役として少年忍者(全員未成年)が腹筋太鼓*3をする姿を見た時は目を疑いました。

他にも、2020年だけでも、
Kis-My-Ft2のメンバーが原案のドラマ「快感インストール」*4の件や
関西ジャニーズJr.のグッズ「ちびぬい」*5の件など、
所属タレントと事務所双方のポリコレ意識の低さを露呈する出来事が度々ありました。

つまり、ジャニーズ事務所の青少年への教育なんてそんなもんなんです。
事務所内でどのような性教育、ハラスメント教育がされているか分かりませんが、あまり期待できるものではないでしょう。

又、ジャニー喜多川氏による性暴力に関する裁判の精算も未だ行われていません。
*6*7

未成年の子供たちをあずかる企業として、これらの問題をどうクリアするのか、早急に議論すべきだと思います。

音楽配信

ジャニーズの音楽配信に関してはわざわざ私が語る必要がない程有名な話ですが、かなり重要な問題です。

2021年1月現在、嵐とENDRECHERI(堂本剛のソロプロジェクト)の楽曲がストリーミング・ダウンロード配信をしています。
つまり、その他のグループ(個人でも)の楽曲を聞くためにはCDを購入する以外選択肢はありません。
2019年からYouTubeで各レーベルのチャンネルやアーティストチャンネルにてMVを配信するようになりましたが、あくまで「シングルカットされてる楽曲」が主であり、アルバム曲やシングルのB面が配信されることはまだまだ少ないです。

YouTube以外の音楽配信サービスで楽曲を配信するメリットは
ジャニヲタ以外の国内・海外のリスナーがジャニーズ楽曲に触れやすい環境をつくれる」ことです。
海外のリスナーはわざわざ日本で発売されるCDを輸入しなくてもネット環境があればジャニーズ楽曲を聞くことができます。
又、国内のリスナーも、普段あまりジャニーズに興味がなくても、たまたま目にしたプレイリストやランキングに載っていたことでジャニーズ楽曲に触れる可能性が出てきます。
サブスク全盛期の今この時、これを逃す手ははっきり言ってあり得ないでしょう。

むしろこの数年でここまで急速にYouTubeに力を入れるようになったのですから、楽曲のストリーミング・ダウンロード配信まであと一歩だと思います。
音楽配信開始を待ちわびるばかりです。


(2)Snow Manの弱点

Snow Manは2020年1月22日にCDデビューした9人組グループ。
所属レコードレーベルはavex trax
卓越したアクロバットとダンススキルが持ち味。

youtu.be

①歌唱力

Snow ManはJr.歴が長いメンバーが多く、ジャニーズ内でもパフォーマンススキルが総合的に高いグループなので、歌唱力が「低い」というより「惜しい」という言葉の方が適切かもしれません。

↑に張り付けたデビュー曲を聞いていただくと分かるのですが、曲中で張り上げたり、フェイク*8を入れたりしているメンバーは1人しかいません。(渡辺翔太です。覚えて下さい。)
デビュー曲以外でも激しいダンスを踊りながら歌う楽曲が多いSnow Manにおいて、リードボーカルが1人だけというのはかなり負担が大きいです。
実際、先日行われたデビューライブは4日間で9公演というハードスケジュールだったため、特に体力勝負となるライブ後半の渡辺氏への負担がかなり大きいなという印象を受けました。

せめてもう1人か2人、リードボーカルができるくらい歌唱力が上がれば、Snow Manとして歌える楽曲の幅も広がるでしょう。

②年齢

Snow Man平均年齢は25歳。唯一10代のメンバーのラウールがいますが、ほぼ全員アイドルとしては遅咲きです。
卓越したアクロバットとダンススキルを持つ彼らにも年齢の壁はやってきます。
ジャニーズ事務所の先輩グループで同じくアクロバットを売りにしていたV6やA.B.C-Zが年齢を重ねていくにつれ、段々とアクロバットをしなくなっていったように、アクロバットの身体的負担はかなり大きいものと推測されます。
Snow Manもデビュー曲以外のシングル曲ではアクロバットを取り入れてないのも、そのような現実を本人たちと周りのスタッフがよく理解されているからでしょう。

(私はSnow Manのファンなので、いつまでも彼らが仲良くグループ活動をして欲しいと願っていますが)
客観的に考えて、Snow Manのアイドルとしての旬は長く見積もって約10年でしょう。その短い期間の中で、彼らは日本国内での成功と海外進出の使命を課せられている訳です。
KPOPのようにすぐに海外市場へ売り出すプラットフォームがいまだ出来上がっていないのは「(1)ジャニーズ事務所の弱点」で述べた通りです。
このような環境下でこの2つの使命を果たすには、残された時間がかなりタイトであることは明白です。
加えて、昨年のアジアツアーはコロナ禍により中止。現状を考えると今年の海外興行も非常に厳しいでしょう。これは彼らにとって相当な痛手なはず。
この痛手を挽回できるような一手をジャニーズ事務所にはしてほしいと思っています。
(個人的にはサブスク解禁がその一手ではないかと考えています)


(3)SixTONESの弱点

SixTONESは2020年1月22日にデビューした6人組グループ。
所属レコードレーベルはSME Records
デビュー曲『Imitation Rain』の作詞・作曲はYOSHIKI

youtu.be

①歌唱力

SixTONESは6人中リードボーカルが2人いるため、ジャニーズの中でも歌唱力が高いグループだと言われています。
しかし、彼らが目指す「世界規模」のグループになるためには、もう一段階レベルアップする必要があると私は思っています。

YouTuberでシンガーソングライターでもある「ぱくゆう」さんも、SixTONESのアルバムについて

ボーカルが+の要素を加えられていない (16:41~)

とおっしゃっていて、自分としても同意見を持ちました。

youtu.be

本人たちもスタッフも、
「様々な音楽ジャンルを取り入れて、時代の最先端をいく音楽を作るぞ!」という気合いは感じるので、まだまだ粗削りな歌唱力に磨きがかかれば、「世界規模」のグループに一歩近づくのではないかと思います。

YOSHIKIの呪縛

先述した通り、SixTONESのデビュー曲『Imitation Rain』の作詞・作曲はYOSHIKIです。
私はこの一報を聞いた時、「SixTONESほどの実力があれば、YOSHIKIの後ろ楯なんていらないのに…」と思いました。
YOSHIKIの音楽が好きかどうか以前の問題で、SixTONESの華々しいデビューに外部からの強い色が付くのに抵抗を感じました。

出来上がった曲の歌詞には「紅」「雨」という、非常にYOSHIKI(X JAPAN)色が強い言葉が入り、曲調からも歌詞からもYOSHIKIプロデュースというのが全面に出たデビュー曲となりました。
先日発売されたアルバムにも収録されましたが、明らかに他の楽曲と比べても「異質」で「古い」曲調です。
この重いYOSHIKIという業(カルマ)をどう彼らは処理していくのか見守っていきたいと思います。
(本当はこんな業を背負うことなく自由に羽ばたいてほしかった…)



まとめ

Snow ManSixTONESが世界進出する上での早急の課題は2つ。

・海外市場にすぐ売り出せるようなプラットフォームを作ること
(サブスク解禁やYouTubeの動画に字幕をつけるなど)

・様々な音楽シーンに対応出来るようにグループ全体の歌唱力向上を図ること

これらに加えて、ハラスメントの問題などがクリアされることを期待しています。

後編では「Snow ManSixTONESのココが強い!」というところを語っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。ご精読ありがとうございました。

*1:2016年12月21日放送 フジテレビ系列「モシモノふたり SP」より

*2:同じく2016年12月21日放送 フジテレビ系列「モシモノふたり SP」より

*3:滝沢歌舞伎のメイン演目。和太鼓を何故か上裸で腹筋をする体勢を保ちながら叩く。

*4:dTVオリジナルドラマ。 動画を見るならdTV -公式サイト

*5:関西ジャニーズJr. あけおめコンサート2021 ~関ジュがギュ~っと大集合~in 大阪城ホールのオフィシャルグッズ。メンバーを型どったぬいぐるみの洋服を脱がせると男性器のような装飾が施されていたことから物議を醸した

*6:ジャニー喜多川氏の所属タレントに対する同性愛行為を報道した週刊文春名誉毀損ジャニーズ事務所が訴えた裁判で、2004年(平成16年)2月24日に最高裁ジャニー喜多川氏の同性愛行為の認定が確定している。

*7:ジャニー喜多川 - Wikipedia

*8:原曲のメロディーを一部変更や装飾をして歌う歌唱法